指導指針&教室理念

指導においてのモットーは、一人ひとりの生徒様との関りを大事にしているということです。具体的には、30分枠の生徒様のレッスンを余裕もって組ませていただいております。入室から始まり、ほんの少しでも会話をすれば、あっという間に時間は過ぎてしまいます。コミュニケーションの時間は、レッスンには最も重要であると考えております。特に幼児期、児童期は、学校生活で、友人との関係性、勉学、そして将来への不安等で、精神が不安定の時も多くあります。その様子を察知し、無理のない範囲で対応させていただくことも指導者として必要かと考えます。お稽古、ピアノの場合には、生徒様とのコミュニケーション作りから始まり、お子様は次第に教室へ行くことが楽しくなり、自然とピアノに向き合っていくという流れを作らせていただくためにも、重要視しております。次の楽譜をただ、指導者が選ぶのではなく、その生徒様の得意、不得意な点を分かろうとすること、そうすることによって、生徒様をより知ることが出来、結果として生徒様が好みそうな楽譜の提案が出来るようになると思います。我々ピアノ指導者は、生徒様にピアノの専門知識をお伝えすることが仕事ですが、対象が小さいお子様であった場合は知識の伝え方に工夫が必要になります。それは、コミュニケーションであったり、相手の段階に合わせた柔軟さであったりするのだと思います。生徒様や保護者様とのコミュニケーションを密にしながら、ピアノのスキルや音楽知識を、生徒様に分かりやすくお伝えすること、個々の生徒様との信頼関係を構築させること、これが私の指導における大切にしていることです。

1、表現する心を育む

本教室では、心に響く「すてきな演奏」を喜びに思う気持ちを育むことを大事にいたしております。まずは、心で音楽を感じていただけるようにレッスンに努めさせていただきます。

2、基本を重要視する

上記で述べたように、音楽を心で感じていただきたい、それがモットーです。しかし、そのためには、テクニックを学ばなければなりません。基礎作りは、特に幼児期、児童期の習得が重要で、なおかつ基本を忠実に学ぶ姿勢です。生徒さんの様子を見ながら、いそがず、ゆっくりと基本を習得していただきたい、そして、感情や感覚を「音という形」にするお手伝いをさせて頂きます。

3、成長過程に即したピアノ教育

お子様の発達過程、個性を見極め、適した教材や方法でお子様の成長の喜びを保護者様と一緒に分かち合いたいと考えております。親御さんとご一緒に、創意工夫をしながら音楽を自然に楽しめる環境を作って参ります。

4、選択可能なレッスン形態

出張レッスンは、現在は江東区南砂町区域を中心に行わせていただいております。しかしながら、江東区以外の区域、離れてもご自宅以外のグランドピアノでレッスンを行ってみたいとお考えの方は、ご相談ください。本教室では、桐朋出身者、ならびに桐朋卒業後、表現に重きを置く海外の音楽院、研鑽を積んだ講師陣が、音楽を通して心の内面を表現することの楽しさをお伝えいたしております。

5、耳の発育と音感教育、高齢化社会にむけて

耳の感覚は早い時期から養うことが有効と言われています。一方、発育段階を終えた大人の方も「耳を澄ます習慣」を身につけることで、音への感覚が研ぎ澄まされます。また、指を使うことは脳を刺激し活性化に伴い、認知予防にも良いと言われております。幼児だけではなく、子育てを終えられ、お時間のある方にも、音楽をサポートさせていただきます。


6、定期的な演奏機会のご用意

演奏会などの舞台経験は、子供だけではなく大人でも驚くほどの躍進的な成長をさせてくれます。本教室では、教室、出張レッスンの方々を対象に、年に数回の合同練習会、2年に1回の合同発表会を開催いたしております。