継続することの大切さ
今年も、残りわずかとなりましたね。
さて、本教室には、お受験を考えているお子様もたくさんいらっしゃいます。この時期になると、習い事を続けるべきかどうかについて考える保護者様のご相談をうかがうことも増えます。この問題は、小学生の頃、中学受験を見据に習っていたピアノを続けるかやめるかを考えた自分の経験を思い出させます。
私の周りには、学年トップの成績を続けていた友達がいました。他の人が習い事を一旦休止する中、その友達はごくわずかの休暇で再開し、中学受験に成功しただけでなく、その後もピアノを続け、今では仕事の階段でも音楽のある生活を楽しんでいる様子です。そんな多くの友人をみて、習い事をやめたことで生まれた時間の使い方が必ずしも有意義とは限らないと今になって思います。大切なのは、時間をどれだけ有効的に使えるか、そしてその使い方を計画的に考えられるかどうかです。これは、効率的な思考力を育むのにも相通じます。
ピアノのような音楽の習い事は、スキルだけでなく、自分と向き合う時間や読解力、表現力を高めるきっかけとなります。そして何より、続けることでこそ、その成果を実感できるのです。たとえお受験という大きな課題の中でも、自分のリズムを持ちつつ日々の趣味を大切にすることは、これからの人生にとって大きな資産になります。そのため、習い事の続行を考えているお子様や保護者様には、ぜひとも一度、その意義をあらためて探り、続ける道も選択肢の一つとして選んでいただきたいなと自分の経験上、思います。続けたさきに見える景色は、きっと高い意味を持つものになるでしょう。お忙しいときには、月1回ペースでも、微力ながらお手伝いが出来たらと考えています。
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