この3月、南砂町教室では多くのお子様との出会いが、ありました。4歳のお子様、体験レッスンでは、お歌をうたったり、ドレミを覚えたり弾いたりと致しました。大変有難いことに、こちらのお教室にお見えになられる親御さんは、全員、非常にご協力的で、お子様と一緒にレッスンの臨んでくださいます。３、4歳（幼児期は特に・・・）お母さまのお近くに、一緒に居ないと不安な時期です。それ故に、保護者の方がお子様とリズム叩きをしてくださいますと、お子様も積極的に参加をしてくれます。

さて、このピアノの習い始めの時期程、指導の難しさを感じます。幼稚園、小学生の頃こそ基本が一番大切であると思うので、まずは皆様に、『基本』をしっかりとマスターいただくことをモットーと致しており、音楽の道に進みたいとお考えになられたときにでも、いつでも対応可能な形にさせていただきたいという考えが、私の趣旨です。

まだ、じっと座れないお子様に30分のマンツーマンレッスンが出来るのか？という疑問を生じる方もいらっしゃるかと思うのですが・・・「じっと、定位置に30分、静かに座ること」が、容易ではないだけですので、私のレッスンでは、お子様に、その都度、移動をしていただくようにしております。歌う場所、リズム打ちをするところ、ピアノを弾く、そして、ワーク。

特に幼児期のレッスンでは、弾くことが大事なのではなく、「考えること」を重要視しております。他教室からお見えになられる生徒様で、「指番号で音を覚えてきました」ということで、楽譜にはどのページにも、指番号だらけ・・・・涙。第3間は、「ド」といった暗記ではなく、「なぜ、この音は、ドなのか？」と理論に基づいて、教えて差し上げることが、将来的にお子様の読譜力に繋がっていくのではないかなと思います。

2019.04

子ども達の成長ーピアノのレッスンを通じて

音符、リズム打ちをしながら、基礎を固めましょう

年長さんーよく話を聞くことが大切です