幼児期にピアノに触れ合うことの重要性

 学生時代、卒業論文テーマ〈楽器演奏において「子どもの成長と変容」を支えるもの―指導者の役割を子どもとの関わりから探るー〉と題し、幼児期に音楽教育を始めること、特にピアノは、音楽教育の入り口として非常に優れた楽器であり、幼い頃に触れることが推奨される理由を調べた記憶があります。本教室には、幼児のお問い合わせが大変多いため、改めて、ここに記してみたいと思います。

その1、音楽的感性の発達

ピアノに触れることで、子どもたちは自然に音の高低やリズム、メロディを理解するようになります。幼児期は感覚が非常に敏感な時期であり、音楽を通して感性が豊かに育つと言われています。ピアノは多くの音域を持ち、さまざまなジャンルの音楽を演奏できるため、幅広い音楽的経験を提供してくれます。こうした経験は、音楽だけでなく、他の芸術的表現や創造性の発達にも寄与します。

その2、 手と指の協調性の向上

ピアノを弾く際には、両手で異なる動きをしながら鍵盤を押さえます。これは、子どもにとっては難しい作業ですね(^^ゞしかしながら、練習を通して手と指の協調性が自然と身につきます。このプロセスが、細かい運動能力の発達を助けることは、多くの研究で示されています。さらに、指の動きは脳の発達にも好影響を与え、知的な成長を促進する効果も期待されていると言われております。

その3、集中力と持続力の向上

ピアノの練習は、一定の時間をかけて行われるものです。特に幼児期の子どもたちは集中力が短時間しか続かないことが多いですが、音楽を学ぶことで、自然と集中力が鍛えられます。また、繰り返し練習することで、持続力や忍耐力も養われます。最初は5分からでも良いので、「椅子に座ること」から、コツコツはじめていっていただきたいです。やがては、この経験は、お子様方の日常生活にもポジティブな影響を与えると思います。

その4、自己表現と自信の向上

ピアノを演奏することは、自己表現の一形態です。曲を演奏することで、自分の気持ちや感情を音で表現できるようになります。さらに、ステージでの発表会や家族の前での演奏を通じて、子どもたちは自分に自信を持つことができるようになります。成功体験を積むことで、自己肯定感が高まり、積極的に新しい挑戦を受け入れる力が育まれるのです。

その5、規律と時間管理の習得

ピアノの練習には、定期的な時間を取ることが必要です。(なかなか難しいとは思うのですが(;´Д`))ただ、この幼い頃から音楽に触れることで、自然と「規律」を学びます。毎日少しずつの練習が大きな成果を生むことを体感することで、時間管理や計画性の大切さも理解できるようになるのです。これは決して無駄な事ではなく、将来の学校生活や社会生活においても重要なスキルとなります。

幼児期にピアノに触れることは、単なる音楽教育にとどまらず、子どもの多方面にわたる成長と発達を促進する貴重な体験です。音楽的な感性を育むだけでなく、身体的な協調性や知的発達、そして感情面での成長にも寄与するため、可能な限り早い時期から音楽との触れ合いを大切になさると良いかと思います。

ピアノを通じて得られるこれらのスキルや経験は、子どもたちの未来を豊かにする大きな財産となるでしょう、きっと。

南砂町ピアノ教室の生徒様も、毎日1回、ピアノに触れることから、私と一緒に頑張ってまいりましょう♪

江東区 南砂町 ピアノ教室

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東京 ( 江東区・南砂町・東陽町・木場 ) ピアノ教室。東京都・江東区・南砂町駅・徒歩5分のピアノ教室です。ピアノ出張レッスン、オンラインレッスン、幼児から大人の方まで、月1からお選びいただけます。東西線・南砂町駅から徒歩、都バス23区・元八幡駅から徒歩30秒です。出来る限りご要望に応じたレッスンを心がけております。音楽を通じて人生が豊かになりますよう、ご一緒に学びましょう♪

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