幼児期にピアノを習う前に大事なこと
当教室には、幼児、小学生のお子様をもつ保護者様からのお問い合わせを沢山いただいております。さて、今日は、幼児期にピアノを習うにあたり、私が最も大事だと考えていることを記してみたいと思います。幼児期にピアノを始めることは、音楽的なスキルを育むだけでなく、子どもの情操や社会的な成長にも良い影響を与えます。しかし、ピアノを習う前に、音楽教育以外にも重要な準備がいくつかあります。その中でも、椅子に座ることができるか、挨拶がきちんとできるか、人の話を聴けるかといった基本的な生活習慣や社会的なスキルです。これらは、ピアノを習う上で非常に大切な要素だと考えています。
1. 椅子にきちんと座れるか?
ピアノのレッスンでは、一定時間ピアノの前に座って集中することが求められます。幼児期の子どもはまだ集中力が発展途上ですが、まずは「椅子に座っている」こと自体に慣れておく必要があります。レッスン中に頻繁に動き回ったり、座ることに集中できないと、ピアノの学習が思うように進まないことがあります。そのため、家庭内で短い時間からでも椅子に座る練習をしておくことが必要になります。
2. 挨拶をきちんとできるか?
ピアノのレッスンは、指導者とのコミュニケーションを通して進められます。先生に対して挨拶をきちんとできることは、音楽教育の一環としてだけでなく、子どもが他者との関わり方を学ぶ大切な第一歩です。ピアノのレッスンは社会的な環境の一部でもあり、挨拶を通して子どもが他人との関係を円滑に保ち、レッスンが心地よく進む基盤を築くことができます。本教室では、ピアノのレッスン前後は、双方「お願い致します」「ありがとうございました」この言葉より大切にしております。
3. 人の話を聞くことができるか?
レッスン中に先生の指導をしっかりと聞き取れるかどうかは、ピアノの上達に直接的に影響します。人の話を注意深く聴き、指示を理解して実行できることが重要です。幼児期にはまだ集中して聴くことが難しい場合もありますが、少しずつ「聴く力」を養うことが必要です。保護者様がお子様に、簡単な指示を出し、それに従う遊びを取り入れることで、レッスンでの指導にもスムーズに対応できるようになります。
4. 自己コントロールの基礎
椅子に座れることや挨拶、人の話を聴けることは、すべて自己コントロールの一部です。幼児期にピアノを習う際には、楽しむことも大切ですが、自分をある程度コントロールできる力を身に付けることが長期的な音楽学習に役立つのではないかと思っております。
椅子に座れる、挨拶をきちんとする、人の話を聴けるという基本的な習慣は、ピアノのレッスンを円滑に進めるための土台を作ります。これらのスキルを意識的に育てることで、お子様は音楽だけでなく、他者とのコミュニケーションや自己コントロールも身につけ、成長していくことができるように思えます。
体験レッスンにお越しくださる皆様、元気よく挨拶をし、私との時間を楽しみましょう。「ありがとうございました」としっかりとご挨拶をして、終わりにしましょうね。
南砂町ミュージックドリーム ( 江東区・南砂町・東陽町・木場 ) ピアノ教室
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