見える目標を持つことの大切さ ~ピアノを学ぶ人へ~
10月にも関わらず、暑い毎日が続いておりますね。
さて、ピアノを習い始めるとき、多くの人は「好きな曲を弾けるようになりたい」という夢を持ってスタートします。しかし、最初の情熱だけで練習を続けることは難しいものです。なぜなら、上達には時間がかかり、日々の練習の成果がすぐに感じられるとは限らないからです。そんなとき、練習に明確な「見える目標」を持つことが、ピアノを楽しみながら続けていくための大きなカギになるのです。
「見える目標」とは、たとえば「3か月で好きな曲を1曲完成させる」や「2週間で片手ずつスムーズに弾けるようにする」といった具体的な到達点のことを指します。こうした目標があると、目指す地点がはっきりし、モチベーションが自然と高まります。大きな目標に向かう前に、小さな目標を積み重ねることで「自分は成長している」と実感しやすくなるのです。また、ピアノは少しずつの努力が積み重なることで上達します。日々の練習の中で、「今日はテンポを少し上げてみよう」「片手でミスなく弾けるようにしよう」などの小さな目標を意識するだけで、達成感が得られやすくなります。目標に向かっていると感じることで、練習の励みにもなり、次のステップへの意欲も生まれやすくなります。
まずは明日から、たとえば、「今週は片手ずつで楽譜の最初の部分を練習する」や「次のレッスンまでにテンポを10上げる」といった、小さな目標を設定してみてください。こうした短期目標は、達成がしやすく、達成感を得やすいのがポイントです。そして、半年や1年後を見据えた長期目標も立てましょう。「半年後には発表会に参加して好きな曲を披露する」や「この曲を完璧に仕上げる」といった目標があると、長い道のりの中でもモチベーションを保ちやすくなります。(※今年は練習会を開催しますので、来年は発表会開催予定です)
ピアノの練習において、見える目標を持つことは、「努力の結果」を感じる大きな要素となります。目標を達成するたびに訪れる達成感は、次のチャレンジへの力となり、音楽を楽しむ原動力にもなります。ピアノを通じて得られるこの喜びは、自信の向上にもつながっていくと思うのです。
ピアノの学びは、時間と根気を必要とするものです。自分に合った「見える目標」を持って、ピアノの学びを楽しんでいっていただきたいです♪
南砂町ピアノ教室
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