音楽とともに歩んだ道—小さな手から大きな夢へ

 ピアノを弾く小さな手が、人生の大きな決断を支える手へと成長していく——そんな長い時間を、生徒さんとともに歩んできました。

小学１年生だった彼女Yさんが、ピアノ教室のドアを開いた日のことを今でも覚えています。小さな指で鍵盤を触れ、少しずつ音楽と向き合う姿は、とても愛らしく、可能性に満ちていました。それからずっと、一度も休むことなく教室に通い続けてくれました。

中学生になると、学校の勉強も忙しくなり、期末試験の対策をどう進めるか、一緒に考えました。高校進学についても悩みながら、どんな学校が合うのかを話し合い、大学付属高校へ進むことに。その後も、部活の話、友達の話、そして大学進学の相談へと話題は広がりました。音楽とともに歩んだ時間の中で、彼女の人生の節目ごとに寄り添い、一緒に考える時間は、私にとってもかけがえのないものでした。

大学では法学部へ進み、学業と音楽の両立をしながら、さらに成長を遂げていきました。そして社会人になるときも、彼女の性格に合った職業を一緒に考え、見事に希望の職に就くことができました。その知らせを受けたとき、親御さんからも感謝の言葉をいただき、この教室が彼女の人生の一部になれたことを、心から誇りに思いました。

 音楽はただの趣味ではなく、人の人生を豊かにし、夢へと導く力を持っています。この教室では、生徒一人ひとりの夢に寄り添いながら、音楽とともに歩んでいける場所であり続けたいと願っています。Yさん、良かったですね♪

南砂町ミュージックドリーム（　南砂町ピアノ教室　）